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さて男性ホルモンとDHTについてお話しましたが、DHTを生み出す5αリダクターゼを抑
制すれば薄毛は治るのか?ホルモンを抑制する薬を飲めばいいのでしょうか?
しかし、実際は違います。薬の効き目は各人によって個人差があり男性型脱毛症全てに
決定的な効果があるとはいえません。
なぜでしょう。
それは各個人が持つ感受性に原因があります。
DHTはそれ自体が毛乳頭に直接悪さをするのではありません。DHTは毛乳頭にある受
容体(レセプター)と合体し悪さをするのです。
この受容体とDHTが合体しやすい人は、感受性が高いと言え、影響を受けやすいと言え
るでしょう。
つまり、この感受性が高い人ほどDHTに過剰に反応してしまうのです。
フサフサな人はDHTが無い訳ではありません。DHTが多い・少ないは遺伝的要素が大き
いと思われますが、仮にDHTが平均的なレベルであってもこの感受性が強いとやはり過
剰反応して脱毛を促進させてしまうのです。逆に感受性の低い人はDHTの量が多くても
その影響を受ける事は無いのです。
ですから、同じホルモン抑制剤を飲んでもこの感受性の違いから、個人差が生じると思わ
れる訳です。
そしてこの感受性もまた、DHT同様に遺伝的要素が大きいと思われます。
ではこのホルモンの抑制が仮に成功したとして、育毛は成功するのでしょうか?
DHTが原因で脱毛し薄毛になった場合、ホルモンを抑制しただけで、萎縮してしまった毛
乳頭が元のように元気になるには難しいと思われます。元気にならないとは言えませんが
、本来萎縮しないはずの毛乳頭が萎縮してしまったのですから、体の持つ治癒力による回
復には相当な時間を必要とするでしょう。
薄毛が始まってしまった場合、だんだん毛乳頭が萎縮していきますが、約5年〜10年くら
いで毛根は死んでしまいます。
そこで必要になってくるのが、髪の成長を促進させる為の要因です。
つまり、髪の毛を積極的に生やしていく為の成長因子が必要になってくるのです。
萎縮してしまった毛乳頭ではその成長力に限界があり、それを補い増殖を促進させていく
ことも必要なのです。


極めて初期の段階で薄毛治療を始めれば、ホルモンの抑制だけでも元にもどるかもしれ
ません。
それは、まだそれほどに毛乳頭が弱っていないからです。しかし、私のように相当薄毛が
進んでしまった場合はそうはいきません。

このように育毛は「これさえしていれば」と言う決定打は今のところないのです。
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