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ヘアケア商品の宣伝などを見てみると、よく皮脂がどれ位とれたかを使用前、使用後で見
比べています。あたかも皮脂は余分な汚い物のように扱われていますが、皮脂はおよそ2
4時間で元にもどると言われる位、常に分泌されているものなのです。ですからカメラで見
た際などに皮脂が毛穴にあって当たり前なのです。
これは以前からあった皮脂が多いと毛母細胞が窒息してしまうという俗説によるもので、
清潔=健康・健やかと言うイメージがあるためでしょう。
しかし、皮脂には大切な役割があります。それは皮脂膜を形成し、バリアーを張ることです。
通常、皮膚の表面には常在菌があり、この常在菌によって雑菌から守られているのです。
またこの常在菌は乾燥に弱いため、皮脂膜を形成し乾燥を防ぎ保湿しているのです。
このように本来、皮脂とは脱毛症であるか無いか、そして体の部位に関わらず、無くては
ならないものなのです。
つまり皮脂は酸化するほど放置すると、その内皮膚が炎症を起こしたり、脱毛を促進させ
たり悪影響を及ぼしますが、だからと言って洗いすぎてしまうのは、もっと危険であるので
す。

多くの場合シャンプーは爽快感・泡立ち・すすぎやすさ・洗浄力などが優先され、結果頭皮
の皮脂は洗髪するたびに削ぎ落とされているのです。そしてその皮脂の削ぎ落ちた感じが
いい状態と思い、知らないうちに洗いすぎてしまうのです。
では、洗いすぎると人体はどう反応するのか?皮脂が取れすぎて保湿できなくなった皮
膚を保護しようと、さらに皮脂を分泌するのです。
日々、刻々と分泌を続ける皮脂、それを削ぎ落ちた「いい感じ」にしようとする。この相反す
る事をしようとすると、「皮脂を分泌 皮脂膜を形成」→「洗髪 皮脂膜を落す」→「さらに多
くの皮脂を分泌」→「洗髪 皮脂膜を落す」を繰返し、自ら皮脂の分泌を増やしているので
す。
これを続けると、皮脂の過剰分泌が慢性化し脂性を促進するのです。

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